運営から「不正対策関連アンケート」への協力依頼と、対策結果と今後に
ついて告知がありました。
RO公式
不正ツール対策に関するアンケートへのご協力をお願いいたします
これを整理すると
<事前の目標設定>
11月までにBOT80%削除
<11月までに実施した対策>
可視GMの巡回
取り締まり時間の調整(接続数の多い夜間帯の強化)
オートキックの調整
フリープレイチケットの廃止
紹介新規チケットの廃止
<6月までに実施予定の対策>
パケット暗号化
海外接続の遮断
<現状認識>
報告に対する処置率80%を達成
接続数が多い時間帯のBOT数減少
取締り強化時間帯を避けて活動するBOTの存在を認識
全ての時間帯での80%削減は未達成
<今後>
完全撲滅に向けての継続した対策
こんなところでしょうか。
これを要約すると、
母数の取り方(報告数を母数とする)によっては80%削除ということも
できるが、総合的に見て80%削除は達成できていない。
巡回を避けるBOTの存在を認識していて、それに対する方策も検討予定。
今後対策を継続して、さらに不正排除を進める。
ということでしょうか。
提示していた11月までに完全な目標達成ができなかったということ、過去
の実績を鑑みて提示した目標を実現させる保障はない、こういった点で
不満を感じる声は多いようです。
感情の話としてはわからないではないんですけどね。
個人的な感想としては、不安よりも安堵感の方が強いです。
想定した最悪のシナリオは、独自基準で80%削除達成宣言。対策強化期間
終了。以後また放置。というものでした。
昨年大々的に打ち出したガンホー夏の陣とかいうのがそういう印象でした。
その意味では、現状を分析したうえで目標未達成な内容の特定と分析と対応
方法を明確にして、今後継続して対策していくという姿勢が示されたという
点で安堵したということですね。
もちろん不安はあります。
まず、6月までに実施を目指すとした対策が技術的な内容と思える部分です。
技術的な対策は結局対抗技術によって突破されるものだと思うからです。
むしろ発行済みの新規無料チケットの市場在庫が払底した頃にどうなるかが
興味深いです。
もう一つの不安は、今回提示した目標をちゃんと実現するのかということです。
これはずっと昔から今に至るまで大半のユーザーの心理として根強い不信感が
あるのは否めないでしょう。
だからこそ、推移を観察し指摘する視線は必要だと思います。
単純な考えですが、BOTの存在がユーザーにどれだけ悪影響を与えているかを
計算式で表すと
BOT数×活動時間×活動範囲×ユーザー活動阻害指数
のような形になるでしょか。ユーザー活動阻害指数というのは、横殴りとか
ルートとかの度合いと単純に考えてもいいでしょう。また活動範囲と一言で
言っても、ユーザー数が多い場所かどうかで本来は荷重指数がかかります。
以前の24時間いたるところでBOTが跳梁跋扈していた状況と比べて、現状を
総合的に見ると、BOT数と活動時間は減っているようですから、影響は軽減
していると言えるように思います。
実際には活動時間が限定的になったことによって、影響を大きく見る人と
少なく見る人は分かれるでしょう。ゴールデンタイムだけプレイしている人
にすれば、BOTの影響はほぼないという人もいるでしょうし、日中プレイして
いる人にすれば、状況は全然改善されてないということでしょう。
自分が目にした状況だけで現状全ての評価をすることは正しいとは思えません。
かといって、総合的には減ったからそれでよしとするかといえば、それも正しく
ありません。
今後不正対策活動を継続するという提示に従って、全ての時間全ての場所で
平均的にBOTの影響を軽減させることを目指して、活動を継続してもらいたい
と思います。